森の生活者

鳥取駅の近くでやっている小さなベーグル喫茶の日記&お知らせ。

2017_01_25

すごい大雪でしたね。

アーケード沿いに住み始めて通勤がラクになり、スニーカーでお店まで来れてしまうという。(いいことなのだけど)鳥取のみなさん大変そうなのに、私にはあまり実感がなく何だか寂しい…。

月火も店の工事のため、普通にお店に来ていたので時間を持て余し、仕込みもバッチリ。こちらの状態としては休む理由が1つもないのだけど、、こんな日にお客さま来てくれるのかなー…というのが今朝の1番の心配で。

でも月曜にどうしてもふかふかのパンが食べたくなった時、近所のパン屋さんが臨時休業していてガッカリしたのを思い出し。

どうしても食べたいのに、その次に近い500m先のパン屋さんまで歩きたくない寒さで、くぅー(悔)と諦めた気持ち。

まあこんな天気、1人でも来てくださる方がいたらバンザイ!と思おう。と、今朝は少量に減らしベーグル焼いてました:)
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昨日一昨日と吹雪の中、灯っていた定有堂の明かりにも背を押され。喫茶店こそいつの時でも開いててナンボだなと。

今日はクロックムッシュがよく出ました。

テイクアウトされる方も先週から多く感じます。10〜15分くらい焼き時間かかりますが、店内で腰を下ろして暖を取りつつお待ち頂いてます:)重い荷物をちょっとおろしてふうって休んだり。
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そう言えば屋上は?と日中上がってみると、まだもふっとしてかわいい雪がそのままに。若干かさは減ったかな…。
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そしてこうなると心配なのが雨漏り。と店内を見渡すと、やっぱり漏ってきてました。がーん。
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ただ、ちょうど植物の上に点滴の用に落ちてくるので、まあいいかっと、植物の配置替えを小まめにして対応。(本当にいいのかな)

 

昨日の工事は奥の床にモルタル塗りをする作業だったのですが、雪で交通網が遅れ、さらに気温が低くて乾かす作業に時間がかかり、朝早くから夜中までかかったのでした(私はずっと居たわけではないけど)。

当初、「あと2時間乾かして作業に入る」と言った予定が、乾きが悪く「やっぱりあと2時間」。そして更に「あと2時間」と待つ職人さん。ただ1時間後にも様子を見られていたり。その様子を見ながら、ベーグルの発酵を待つときと同じだなーと思っていました。

 

効率よく工事を進めるために、簡易された作業や、誰でも出来るような物も造られていき、コストや時間短縮がされているという話を聞きながら。私は、きっとそれはそれで、そのために死力を尽くした人もいて凄いことなんだろうとも思いつつ。職人さんの「この作業にはやった人間の味がでる」という言葉の奥から、自分の仕事へ対するプライドを感じ、この方に左官作業頼めてよかったなーと思ったのでした。
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何時には帰りたいから、まあこれくらい乾いたらいけるか…とか妥協が全く見えず。「構わんで下さい、わしらの仕事に(帰って寝ていいですよ)。」の1言。意志を持って仕事に取り組んでいる人はやっぱりかっこいいです。

どんな仕上がりになるか今から楽しみです。