森の生活者

鳥取駅の近くでやっている小さなベーグル喫茶の日記&お知らせ。

2015-11-14

本日もご来店ありがとうございました。
昨日からの雨で、紅葉がいっきに散って、なんだか冬景色が近づいているように感じます。
曇りの日も続いて、陽が出てるのが見えないのは山陰らしいけど、やっぱり寂しい。

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さて、昨日で高校生の職場研修は無事終了しました。
ブログを読んで様子を見に来てくれたり優しい声をかけに来てくださったり、その場でも多くのお客さまが「がんばってね」って生徒に声をかけてくれたり。
みなさま、ありがとうございます。優しいなー。
 
学校側からお話を頂いてから、やりたい!って思いつつも少し考えさせてくださいと返事し、
やりたいけどできるかなーとかうじうじ悩み(一晩だけど)。
やります!って言ってからも、本当にうちのような偏ったお店でいいのかなーなんて思いながら、どんな感じでやろうとか、何を実践してもらえるかなとか、何が伝えたいだろうとか、森の生活者として、社会人として、同じ地域に住む大人として、、とか毎日視点を変えながら考えていました(・・こうやって書いていると真面目だなー私。笑)。
さらりっとやり過ごす感じなら緊張なく出来るんだけど、生徒さんが森の生活者で職場体験したいって自ら先生に言ってくれたって聞くと、うちだから出来ることをやらないと意味がないって思うし、森らしく私の立場から職場体験を通してやりたいことってなんだろうって考えずにはおれず、自分の仕事を振り返ったり、頭の中を整理したり、毎日頭の片隅で悩みながらの1カ月でした。真面目だから!(笑)
でも始まってみると、あっという間に終わってしまったのでした。
 
体験で来ていた彼女は2年生なんだけどこの研修を通して、1人1人が体験報告発表のようなものを後輩の前でやるらしく。その発表を聞いて、森で職場体験したい!ってまた来年も思ってくれる子が出てきたら嬉しいなー。と思いました。それが続いていけばいい。
私は不特定多数の人に向けて何かを発信することよりも、こうやって対峙してお互いがコミュニケーションを取っていける関係の中から生まれるものの方を今は大事に思っていて、それを続けていくことにきっと大きな意味があるんじゃないかなーと。ってゆうか、それしか自分にはできない。
地域の子どもや自分より下の世代の若者たちとも、お店を通じてこんな風に出会えるんだなーってことも今回新たにわかったことです。十代の終わり頃から、自分が動いた先で知り合った様々な人たちの影響を強く受けながら、自分らしい生き方をたぐりよせて来たように、森の生活者も次世代の子たちに何かしらきっかけでも与えれるお店になれたらいいのになーと思います。続けていく中で、少しずつ結果としてそんなお店になれてたら幸せです。
これからもそんなことをお店と同じくらい大事に思いながら続けていきたいです。

いつか、ちびっ子喫茶体験とかやりたいなーとか。